素材へのこだわり

一般のさぬきのうどん屋では、イリコだけからだしを取るところがほとんどです。
しかし、 当店では、【高知産のカツオ節】と【北海道産の昆布】、【息吹島産のイリコ】からだしを取ります。特にイリコは、洗練されただしの優劣を決するため、香川県観音寺市の沖合いにある伊吹島の超一級品を用いています。
さらに隠し味として、【国産しいたけ】と【三種類の削り節】を濾しています。自家製醤油などと合わせ、実に計11種類の素材を用いた究極のだしです。
当店がここまでだしにこだわるのは、60年間守り抜かれた細切りうどんの繊細さを、これまでも、これからも、大切にしたいからです。

こんぴらうどんは、日本で初めて細切りうどんを出した店として、全国的に知られています。
細切りうどんとは、ただ麺を細く切るだけではなく、麺を細く打ちながら、延ばしも薄くしなくてはなりません。強いコシを保ちながら、角の立った細い麺を打つには、熟練の職人の大変な技術が必要なのです。
こんぴらうどんでは、この最高の技術を生かすために、選び抜かれた最高級の小麦を、職人の手と足を使い、鍛えて鍛えて最高級の麺に仕上げます。細麺の中に込められた力強さを、ぜひお試しください。

こんぴらうどんは、ネギ、大根、生姜山芋など全ての具・薬味を機械を一切使用せず、包丁で切り、おろし金で摩り下ろしています。
日本料理人でもある二代目 小河憲児のこだわりです。
ネギは香川ネギ、生姜は高知・荻窪の農園と専属契約をしています。従来の大生姜ではなく、香り・風味ともに上品で、摩り下ろしても長時間変色しない黄姜(こうが)を使っています。
山芋は時期により異なりますが、津山産の高級山芋をお出ししています 。
こんぴらうどんがここまでこだわるのは、お客様との一期一会を大切にし、最高の味を楽しんでいただきたいからです。